子どもの食べる力を育てるコツ

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日常生活で、子どもの食の悩みを抱えているご家庭はどこにでもあるかと思います。

 

例えば、慌ただしい朝の時間に子どもが朝ごはんを食べないとイライラする方も多いのではないでしょうか。

 

子どもは、とっても素直なので心と体が満たされていないと進んで一人で何かをやってはくれないものです。

 

日本では、「楽しく食べる子ども」になって成長するための指針として、具体的に下記の通り挙げています。

 

①    食のリズムをもてる 

②    食事を味わって食べる 

③    一緒に食べたい人がいる

④    食事づくりや準備に関わる

⑤    食生活や健康に主体的に関わる

以上5つの子どもの姿を目標にしています。

(厚生労働省雇用均等・児童家庭局 楽しく食べる子どもに~食から始まる健やかガイド~平成16年2月)

 

そして「食育基本法」により地域や保育園・学校など国民みんなで食育を行う義務があります。

 

昨今では、保育園でも食育の時間を設けて、子どもに食への関心を持ってもらうきっかけづくりをしています。

 

もちろん自宅で家族ができることもたくさんありますので、今回は、自宅でできる食べる力を育てるコツをご紹介して行きます。

 

1 楽しい環境をつくり、たくさん褒める

「食べることが楽しくない」と思っている子どもはたくさんいます。

嫌いなものがあることやお腹が空いていないことなども理由としてあげられますが、大切な理由のひとつに、「ご飯の時間はお母さんがいつも怖い顔をしているから」ということもあります。

 

食事の時間が楽しいものだとまずは感じてもらうためには、苦手なものが少しでも食べられたら当たり前のことだと思わずに褒めることがオススメです。

 

そのほか、子どものその日の気分でランチョンマットなどの食事アイテムを選んでもらうこと、箸や茶わんを食卓に並べるお手伝いをしてもらうことなどもおすすめです。

2 一緒に何か食べ物についての話をする

子どもと一緒に料理をすることは、気持ちにも時間にも余裕がないと厳しいと思います。

 

一緒に何か食べ物の話をしたい時、すぐできる方法として、一緒に買い物にいくことをおすすめします。

トマトを買うなら子どもがおいしいと思うトマトを選んでもらったり、きのこ売り場では種類がたくさんあることを伝えることもできます。

 

そのほか、週末など時間を捻出しやすい時に、一緒にキッチンで何かを作ることなども良いですね。

子どもは実際にふれたり、選んだ食べ物に興味がわき、食べる意欲へとつながります。

3 クイズをする

その日の食卓に並んだ料理からクイズをします。

例えば、食卓に出した「さつまいもの煮物」を食べながら「さつまいもは土の中で育つか?土の上で育つか?どっちかな?」なんていう簡単なものでいいのです。

 

子どもはクイズやなぞなぞといったゲームが好きなので、一緒に楽しんでやってくれます。

楽しいことは、自然と体が覚えていきますので忘れにくく、食材や料理に興味を持ってくれます。

4 好きなもの、食べたいものを増やす

子どもの成長過程で、好き嫌いや偏食は、必ず起こるものです。

 

日常では、子どもの嫌いなものに目がいきがちになり、どうしたら食べてくれるようになるのかを考えてしまうことが多いかもしれません。

そうなると大人はイライラし、子どもはビクビクしてしまいます。

 

ごはんの時間は楽しいものだとまずは体感してもらうことが大切ですので、まずは、子どもが好きだと思うもの、食べたいなと思えるものを増やします。

そうすることで、苦手なものにもチャレンジしてみようと意欲がわいてくるはずです。

5 食事の適量を知る

たくさん食べて大きくなってほしいからという親の気持ちや、

「本で見ると5歳児の量はこれぐらいだから、うちの子も食べられるだろう」という思い込みで盛り付けたりしていませんか?

 

いつも残したり、なかなか食べられない場合など、もしかすると本来あなたの子どもが食べられる食事量ではないかもしれません。

 

どのぐらいが適量なのかは、しっかりと観察して把握してあげましょう。

子ども自身も、食べることできると、実際に完食できた時の達成感や自信にもつながります。

6 食べ物に見慣れる、食べ慣れる

「うちの子は、食卓に並べても食べないから」と出すことを諦めるのでなく、根気よく出し続けてみます。

 

「この食材知っている」、「この料理みたことある」という認識が視覚を育みます。

また、知っている味や食べたことがある味だと認識できると安心感につながります。

 

また、こどもは信頼できる大好きな家族が、食べている姿を見続けていると「おいしいのかな」「どんな味がするのだろう」と興味を持ち始め、自然と食べてみることにつながりりますので、一緒に食べることも大切です。

 

私も保育園の管理栄養士として働いていた時は、子どもたちがどうしたら食べてくれるのか・未知のものに手を伸ばそうとするのかを懸命に考えていました。

 

でも、家で食べたことがないものを保育園の給食出されたところで、残食の量は減りません。

 

例えば、夏になると毎年冬瓜のそぼろあんかけが給食にでていました。冬瓜の触感が苦手という子どもも多いうえに、知らない食べ物に戸惑っていて、箸さえつけられずに調理室に返されていました。

 

この時、考えたのは体験してもらうことでした。

次回冬瓜のメニューの時には、前もって丸ごと大きな冬瓜をこどもたちに見せて触ってもらい、その後で給食で出したところ、前回より頑張って食べてくれたことがあります。

 

楽しく食べることに意識すると、こどもは無意識に食べるようになっています。

こどもに食べる力をつけることで、こども自身の生活の質が向上していきます。

 

食べることは、心と体を育てるだけではなく、楽しく食べることで他者との理解も深まり、食を通したコミュニケーションも育まれます。

食べる力を育てるということは生きる上で必要な人間関係にも影響する大切なことです。

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管理栄養士  栄養士戦隊☆黄レンジャー 学校卒業後、保育園栄養士として勤務。 日々の給食や子どもとのクッキングを通して幼少期の食育の大切さに気付く。 現在は、フリーランスとして親子でできるアイシングクッキーのレッスン・ こども成育インストラクターとしてお母さんたちへ「げんき食」を提案する活動・ 食べる食育と食べない食育(ファスティング)で体と心を整えるサポート活動をしている。 栄養士戦隊☆:https://eiyoushisentai.com

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